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ごあいさつ。


こんにちは。登山ガイド・スキーガイドのたむ屋マウンテンです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
                                                   たむ屋マウンテン/田村茂樹



2018/02/28

近く遠き頂。~乗鞍岳~

鞍岳はすっかりご無沙汰していたので、低気圧接近前の時間を見つけて行ってきました。下りも歩きは大変なので、これまた久しぶりにスキーで山に行ってきました。


遙か遠くに見える峰々。
スキー場のリフトに乗ってずるをします。
スキー場トップからでも結構山並みがよく見えます。
ここから上はパトロール管轄外の生の自然です。
スキーにシールを貼って、通称ツアーコースを登っていきます。
乗鞍高原や大野川の街並みがだんだん遠くなっていきます。
こんな感じに切り開いてくれているところを淡々と登っていきます。
だんだんと頂上が近づいてきます。

ここを登りきると、森林限界を越えて位ヶ原。
ということで、天気の先読みが大事です。
坂を登り切って一息。中央・南アルプス、八ヶ岳、霧ヶ峰に美ヶ原。
槍穂は霞んでいました。この間登った霞沢岳も見えています。
頂上は間近、でもまだ標高差300m以上。遠い。。。

すぐそこの小屋までなかなか着きません。
心を無にして一歩、一歩。
シュカブラのでこぼこが歩きにくい。。。
おや、こんな面白い足跡になって残るんですねぇ。
ようやく小屋に着いて一休みしているうちに、なんとお日様が出てきました。
もういいかな、って気もしてきていましたが、せっかくなので摩利支天を目指しました。
ちょっと遅くなりましたが無事に到着。
最後はスキーを脱いで壺足で登りました。アイゼンピッケルは使わずにすみました。

摩利支天から剣ヶ峰方面。
なんと穂高にかかった雲が抜けてくれて、すっかりいいお姿を見せてくれました。
が、ドロップしたいところと違うところに出てしまったので、岩場を歩いて下ることにしました。
スキーを担いでの岩場雪壁のクライムダウンはちょっと大変でした。
スキーブーツでこんなところを下ったのは初めてです(苦笑)
さ、楽しい時間の始まり始まり♪
位ヶ原山草に落ちて行くボウルを滑っていきました。
やっほ~。


山荘が見えてきました。
ちょっとご無沙汰気味でしたが、山は滑るのも楽しいですね。
あとは車道をショートカットしつつ、樹林帯を滑っていきます。
途中からBCコースガイドを参考に車道を外れて尾根に入りましたが、今年は雪が少ないので結構大変な目に遭いました。
ともあれ無事に帰還です。
登ってないルートを下る場合にはどんなところでもなんとか処理できるだけの腕がやっぱり
必要で、他のバリエーションと同じで、それが面白さでも難しさですね。


 
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