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ごあいさつ。


こんにちは。登山ガイド・スキーガイドのたむ屋マウンテンです。
どうぞごゆっくりお楽しみくださいませ。
                                                   たむ屋マウンテン/田村茂樹



2017/06/24

すみません、なめてました。~戸隠山西岳―八方睨縦走 前編~

き続き、西岳から八方睨の稜線も歩いておきたいと思い行ってきました。事前にヤマレコなどを見ているとやたらと時間かかっていて、奥社から八方睨までの近さと比べると想像できないタイムでほんまかいな?と疑ていましたが、たしかにその通りでした。岩場も険しいし、登り下りも激しいし、累積標高差はなんと3000mやし、すみません、完全になめていました。


鏡池横の登山口から入山。
不動沢を越えないと尾根に取り付けないので、まずは200mの下り。これが後で効く。
沢筋は気持ちいい!
登り返すとしばらくは採草地の緩やかな登り。稜線は遠くに見えます。



さて、いよいよ急登の始まりです。
望岳台まで来ると稜線も望めるようになります。
樹林帯の急登です。
こういうひとつひとつの段差が登りにくくていやらしい。

さて、いよいよ岩場の始まりです。
むむ、いきなり手強い。ホールドは小さいし湿っているし、鎖と足場を使わせてもらいます。
上から見るとこんな。いきなりこの傾斜の岩登りですからね~。さすがです。

お次はこの壁。
そこに辿り着くのも草付きの急斜面で大変です。

いい眺めです。もう満足、だけど。。。(笑)
これ、初めて見ました。
調べてみたらキバナノアツモリソウみたいですね。
さてさて、岩は続くよどこまでも~。


まだまだ登るよどこまでも~。
空が見えた?!


ああ、これが例の。。。

たしかに。。。
この道を切り開いた行者様の無念が伝わってきます。
梯子を下りて見上げるとこんな感じ。
よくよく見ると左側は少し傾斜がゆるめでホールドスタンスもあるので登れなくはないですが、
初見で下りるとなると話は別。たった数mですが、支点を取れるところがないので下りられないのです。
梯子の上の方は前傾してるし。こんな梯子初めてです。
登り返してしばらく行くとこちらにも蟻の塔渡りがありますが、
こちらのは短いし足場もよいので簡単です。
お次はこの壁。

ようやく見えたか?!
もう少し!
着いた~!!
と言ってもここは弁慶岳。いわゆるP1です。
西岳はあの先。そして八方睨は遙か彼方。
行くか帰るか、帰るのも嫌やな~といって痛い目に遭うこともしばしばありますので、
このあたりのご判断はどうぞ慎重に。。。


(続く)

 
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